ヨーロッパ周遊旅行を終えたばかり。(別ブログ参照)
家の外を見るとランドセルを背負った小学生が楽しそうに話をしながら下校している。
飼い犬の散歩をした川の土手からは辺り一面に田んぼや畑が広がり、足元にはバッタなどの生き物が今でも元気に暮らしている。
久し振りに自分の育った土地に帰ると懐かしい思い出ばかりが蘇る。
祖母の家は実家の近くにある。
農家を営んでいて、今ちょうどお米の収穫時期。
昨日今日家族そろってお米の収穫を手伝った。
今年、おじいちゃんが亡くなった。
言われるがままに行っていた収穫の手伝い。
今までおじいちゃんがリードしてくれたからだ。
だけど今回からもうおじいちゃんに頼ることができなくなった。
家族一家全員が戸惑いながらも一生懸命お米の収穫を行う。
自分自身も今まで受け身で手伝っていたが、積極的にお米の収穫を手伝った。
いつのまにか都会の生活に慣れ、様々なものに奔走していた自分。
人生一度っきりしかない。やれるだけやってとことん楽しもうと思い、色々なものに手をつけ、忙しい日々を送っていた。
だが久し振りに田舎に帰ってみると、たくさんのことに手をつけて忙しい日々を送ることだけが人生を楽しむことではないと思い知らされる。
ゆっくり手間暇かけてお米の収穫を行い、自然があふれる田舎暮らし。
都会とは全く違うスローライフがそこにある。
都会の忙しい生活が決して嫌な訳ではないが、こんな田舎暮らしもたまには良い。