「結婚しても得することなんてない。」
空港と飛行機が我が家であり、添乗員が家族のような存在である主人公。しかしその反面、一人であることも寂しい。
主人公は働く人々に解雇を言い渡す仕事。解雇と雇用が日本よりも頻繁に起きる欧米の実情がよくわかる。ただ、そんな欧米社会においても解雇を言い渡されるのは辛い。もちろん、解雇を言い渡すのも辛い。
私は大学生の頃、長期にわたって海外を一人で放浪した。一人で旅することが楽しかった。何よりも自由だった。ただ、時々寂しさを感じた。旅をしている時に一緒に旅をした人もいた。恋しているのかと錯覚したこともあった。しかし、離れてみると、それは恋ではなく、ただ寂しさを紛らわすための気持ちだった。その時は一人で旅することを非常に楽しんでいたが、一生一人でいることはやはり無理なのだと気づいた。人は一人じゃ生きていけない存在なのだ。
その事を再認識した映画だ。
まだまだ書きたいことはたくさんあるが、ここまでにしておく。
とにかく、この映画はとても良い映画だった。
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