2011年4月19日火曜日

映画『マイレージ・マイライフ』





10000マイルを獲得したのは世界で4人。5人目になるべく出張を重ね、アメリカ中を飛び回るビジネスマンを演じるジョージ・クルーニー。

「結婚しても得することなんてない。」

空港と飛行機が我が家であり、添乗員が家族のような存在である主人公。しかしその反面、一人であることも寂しい。

主人公は働く人々に解雇を言い渡す仕事。解雇と雇用が日本よりも頻繁に起きる欧米の実情がよくわかる。ただ、そんな欧米社会においても解雇を言い渡されるのは辛い。もちろん、解雇を言い渡すのも辛い。


私は大学生の頃、長期にわたって海外を一人で放浪した。一人で旅することが楽しかった。何よりも自由だった。ただ、時々寂しさを感じた。旅をしている時に一緒に旅をした人もいた。恋しているのかと錯覚したこともあった。しかし、離れてみると、それは恋ではなく、ただ寂しさを紛らわすための気持ちだった。その時は一人で旅することを非常に楽しんでいたが、一生一人でいることはやはり無理なのだと気づいた。人は一人じゃ生きていけない存在なのだ。

その事を再認識した映画だ。

まだまだ書きたいことはたくさんあるが、ここまでにしておく。

とにかく、この映画はとても良い映画だった。

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