2010年4月4日日曜日

景気指標から「今の経済を読む」 第2回(2010.4.W1)

先週から始める『景気指標から「今の経済を読む」』。

小宮一慶著『日経新聞の数字がわかる本』

週刊東洋経済2010320日号『データが読めれば経済がわかる!』

を読んで、経済データを読むだけで景気の大枠をつかむことができることを知り、早速経済分析を始めてみました。

毎週月曜日に日経に掲載される「景気指標」を読み、経済を読み解いていこうと思います。毎週月曜日更新目指します。

自分の勉強用+自己満なので拙い部分が多いだろうと思います。注意して読んでください。

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「デフレと資源高は大きな悪材料。業績回復基調にあるものの、設備投資は増えず。二番底懸念は遠のいたが、本格的な回復は遠い。」

日本内需の大きな回復よりも海外外需に依存する日本経済。製造業、サービス業共に業績は回復傾向にあるが、輸出が大きく伸びていることからわかるように外需の影響が大きい。残業が増えるだけで、新たな雇用には結びついておらず、内需の拡大も見込めない。外需を引っ張る製造業はデフレと資源高に見舞われ、先行きは不透明である。外需に頼る今の経済は長期的に回復傾向にあるとは言い難い。

先週の主な景気指標

国内

2月大型小売店販売額(経済産業省)
2
月小売業販売額(経済産業省)

2月失業率(総務省)
2
月有効求人倍率(総務省)
2
月全世帯家計調査・消費支出(総務省)
2
月鉱工業生産・速報(経済産業省)

日銀短観(日銀)

※赤字は今週の景気指標で変更した箇所

景気全般:足元では全体的に景気回復の兆候が見られる。

 景気動向指数(CI)(2010.1)の一致指数は100.1と、前月97.4を上回り100を超えて景気が拡張局面にあることを示している。

日銀短観(3月)の企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業でマイナス14となり、新基準で算出した前回(マイナス25)から11ポイント改善した。3か月先の見通しは改善だが、改善幅は縮小。

だが設備投資にはつながらず、依然低水準。設備投資額の減少率は縮小しているものの、大企業全産業は前年比-0.4%。上昇しているのは中堅企業の製造業のみで、前年比4.2%増。

ただ、ソフトウェアを含む設備投資だと大企業全産業は前年比0.7%増となり、全体的に減少率は縮小する。ソフトウェアに対する設備投資は多いようだ。

本格的に増産体制に移り、設備投資が増えなければ経済の大きな回復は見込めない。2番底懸念はあまりないが、本格的な回復にはまだ時間がかかりそうだ。

製造業:生産も回復に向かうが、まだ不安が残る。

 新興国の輸入、政府によるエコポイントやエコカー減税などによって製造業全般の生産高は回復基調。鉱工業生産指数(2010.1)は91.3と、前月比0.4%減。減少は1年ぶり。

輸送機械工業(自動車など)の生産は前年同月比78.4%上昇しているが、前月比では2.5%の低下。トヨタのリコール問題が影響しているとみられる。

製品在庫は前月比1.0%上昇と2ヶ月連続の上昇。在庫率は111.00.8%上昇し、未だ在庫超過が続いている。在庫の上昇に寄与したのは情報通信機械(液晶テレビなど)、鉄鋼業、石油・石炭製品工業である。液晶テレビなどは4月に一部基準が厳格化されるエコポイント制度で、エコポイント対象外になった液晶テレビの在庫が増加しているようだ(日経)。

製造業は回復基調にあり、二番底の懸念は遠のいたが、成長に限界が見えてきた格好だ。外需に頼っているばかりでなく、内需を喚起しなければ更なる大幅な回復は難しくなりそうだ。ただ、製造業には、「デフレと資源高」の問題にも直面している。

自動車産業:エコカー減税の効果か?自動車産業回復基調。

新車販売台数(2010.2)は45.8万台と、前月の36.7万台を上回り、徐々に回復傾向。リーマンショック(2007)の1か月平均44.3万台を超えた。小売業販売額(2月)は前年同月比4.2%増だったが、うち自動車小売業は15.0%と大きく寄与した。自動車産業の回復は、日本に大きな影響を与えている。エコカー減税の効果が大きいことがわかる。エコカー減税は2012年3月まで適用されるので、当分の間、自動車業界は政策の恩恵を受けることができるだろう。

ただ、何故か家計調査消費支出は0.5%減少で、そのうち「自動車等関係費」寄与度は0.76のマイナスである。家計調査のサンプル数は少ないため、統計上の問題があると聞くが、何が原因で「小売販売額」と家計調査」の差は生まれるのだろうか。販売台数は増えているが、販売額が減少しているということだろうか。

消費:わずかに減少。電機、エコポイントで堅調。自動車消費減少。

消費支出はGDPの55%を占める注目すべき指標である。

2人以上の世帯の消費支出(2月)は物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.5%減少した。7カ月ぶりの減少。だが、液晶テレビなどの電機商品の、消費支出実質寄与度は0.42。エコポイント制度は4月から一部変更。適用基準が厳しくなったので、一部エコポイント対象外となる液晶テレビへの駆け込み需要などが大きく影響しているようだ。減少したのが自動車や葬祭費などの費用。中古車、新車販売台数は、前年同月比ともに増加しているが、販売額は減少しているということだろうか。

小売:小売販売額は過去2番目で大きな伸び。

小売業販売額(2月:速報)は前年同月比4.2%増の103970億円。過去2番目に大きな伸びとなった(日経)。ただ、依然リーマンショック(2007年)348630億円の3分の1程度。景気は回復基調にあるので、更なる増加が期待できる。衣服、飲食、自動車、機械、燃料など幅広い分野で伸び、特に自動車(15.0%)、燃料(20.7%)、機械(8.6%)が大幅に上昇した。ただ、百貨店やコンビニなどの各種商品小売は4.5%減少し、全体の伸びを引き下げている。特に百貨店などの大規模な小売店の下げが目立つ。

物価:デフレと再び巻き起こる資源高。

国内では2008年度より消費者物価指数が下落し、デフレが続いている。消費者物価指数(2010.2)は99.2と、前月の99.2と横ばい。ただ、前年比では-1.2とデフレが縮小する兆候はない。反面、輸入物価指数2010.2)は前月比-0.6だが、前年比では8.0増と上昇傾向に。中でも石油・石炭・天然ガスは前年比22.9、前月比0.5の大幅増。金属・同製品は前月比では-2.4と縮小しているもの、前年比7.3と大きく増加している。

ブラジル鉄鋼最大手ヴァーレが価格決定方式を変更し、中国の強い需要を背景に鉄鋼価格を114%上昇させると発表する(ロイター)など、再び資源高の兆候がみられる。しかし、日本は今デフレの最中。原料価格の下落を製品価格に転嫁しづらい状況が続く。

製造業は徐々に生産を増やし、回復傾向にあったが、まだ新たな設備投資につながっているほどではない。また、デフレと資源高が続くこの局面では、当分の間業績の急回復は望めず、逆に再び失速する恐れがある。

ヴァーレが新方式によって鉄鉱石価格を上げるのは4月。鉄鉱価格は、鉄鋼業界はもちろん自動車産業や電気機器など多岐に影響を及ぼす。二番底の危機は間近に迫っているようだ。

第三次産業:サービス産業は大きく回復。

第3次産業活動指数(2010.198.7と、22年ぶりの大幅上昇(ロイター)となった。指数に組み込まれる13業種のうち、卸売、小売業が5.2増と大幅に増加。減少したのは3業種で、金融・保険業が1.1減。

ただ、依然サブプライム・ショック(2007)時の103以下。更なる成長の余地がありそうだ。

貿易:3か月連続で前年比2ケタ増

通関ベース貿易収支(2010.2では、前年比45.3%増、貿易黒字は前年比でなんと818.8%も回復した。国内の需要が減る中で、海外の需要によって経済が回復する流れが鮮明になっている。

主に回復した製品が、自動車で105%増。自動車部品は121.7%増で、半導体も69.1%増加している。主な輸出先はアメリカ、中国を含むアジア諸国。特に中国への輸出は前年比79.9%増加し、米国の24.2%を大きく上回る上昇だ。これからも中国は日本最大の輸出相手国として大きな存在となっていきそうだ。

雇用:雇用は横ばい。製造業、第三次産業などは回復傾向にあるが、持続するか不透明。よって雇用の回復は当分見込み辛い。

所定外労働時間全産業(2010.1)は前年比4.4%増と、前月-3.2%と比べて増加傾向にある。残業は業績によって一番先に増減する部門なので、足元の業績回復を表しているようだ。長期的には依然不透明な部分が多いが、雇用関係の指標は小幅に回復しつつある。有効求人倍率(2010.1)は0.47倍で前月0.46倍と若干回復、完全失業率は4.9%で前月4.9%と横ばいだが、未だ低水準が続く。現金給与(2010.1)も前年比-0.2、前月-5.9%。

だが、雇用が本格的に回復しない限り、国内需要は増加し辛い。デフレが続き、業績が縮小、賃金が悪化し雇用も伸びない。日本経済はまさに「デフレスパイラル」の最中にあるといえそうだ。


iPad、米で発売。イノベーションの新たな波。




iPad 日本語紹介ビデオ


4月3日、Appleはアメリカで「iPad」を発売しました。

実際にまだ手に取っていないのでなんとも言えない部分がありますが、この新しい機器は世界に新たなイノベーションを加速することになると思います。


簡単にいえばiPhoneやiPod Touchを大きくしたもの。米国amazonが提供するキンドル(Kindle)で読める45万冊を超える電子書籍が読める他、インターネット、メールチェック、音楽、動画、画像など様々なメディアが使えます。


この機器によって世界、特に日本に大きなイノベーションの波が押し寄せていることは確実です。

1.メディア・イノベーション ~電子書籍の普及~
米国では数年前から普及している電子書籍。日本では著作権や出版社などの影響で普及していませんでした。しかし、このiPadが発売されるということで、出版各社が電子書籍ビジネスに力を入れようとしています。
また、本だけでなく、新聞・雑誌の電子化も進んでいます。本ブログでも紹介した「日本経済新聞電子版」(http://www.nikkei.com/)が先週スタート。雑誌においても、週刊ダイヤモンドやNewsweek日本版が電子版を配信しています。(Fujisan.co.jp http://www.fujisan.co.jp/index.asp?link=header
このような流れは今後更に拡大するでしょう。

2.ビジネススタイル・イノベーション ~営業スタイルなどの革新~
iPadはパソコンに比べて手軽で、起動時間も各段に早いと聞きます。大量の資料を手に持って営業に行くことがあるでしょう。そんなとき、このiPadを使えばその資料を手軽に持ち運ぶことができます。また、資料検索も楽々にできるはず。顧客に「こんな資料を提供した方がやはり良いのではないか。」と考えた時素早く対応できるようになるでしょう。
また、社内におけるより一層のペーパーレス化を進めることができると思います。
iPadは、pdf、ワード文章(doc, docx)、エクセル関数(xls, xslx)、パワーポイント(ppt, pptx)にももちろん対応。ウィンドーズ・ユーザーでも安心して使えるはずです。


大きさは雑誌大の大きさ。デメリットとしてその重さや、iPhoneに比べて大きすぎること、そして電池による駆動時間の短さが指摘されています。しかし、これはそこまで大きな問題ではないと思います。

1.大きさと重さ
雑誌大の大きさでは大きすぎると言いますが、この機器はそもそもiPhoneのようにポケットに入れるものと異なります。視点を変えて、パソコンと比べればその薄さと軽さに納得いくことでしょう。

2.バッテリー駆動時間
10時間と公表されていますが、公表時間より少し短く見積もって9時間といったところでしょうか(公表時間ほど駆動した機器を今まで見たことがありません)。1日中ずっとiPadを触っているわけではないし、それだけ長ければ途中で充電する機会等もあるはず。自分は9時間あれば十分だと思います。


自分が考えている以上にイノベーションを巻き起こすかもしれません。


ただ、少し気がかりなのが「情報格差」がより一層進んでしまうこと。これはiPadだけに限りませんが、現在IT革命が進行する中、ITに強い人はその恩恵を十分に享受できると思いますが、「そんなのわからん!」と言う人は相対的に手に入れられる情報などが少なくなります。近年、その差がどんどん大きくなってきているような感じがしてなりません。

「その人が覚えないから悪い」という意見も正しいように思えますが、「そんなのわからん!」という人にも同じような情報が提供できる仕組みがあれば、より一層良い社会になるのではないでしょうか。完全な平等は不可能だと思いますが、多少格差を縮小することはできるでしょう。


イノベーションが良い方向に向かうことに期待していきたいです。

日本経済新聞電子版、ついにサービス開始!













日本経済新聞電子版が先週からついに始まりました。

新聞購読にプラス月額1000円支払えば利用可能。また、電子版のみなら月額4000円です。

自分も早速契約しました。新聞の紙面が読めることで、インターネットメディアの弱点だった「一覧性」の欠如を克服しています。切り取り記事を印刷でき、保存できるのはとても嬉しい機能です。使い方次第で自分のパフォーマンスを大きく上げることができるでしょう。



近年、インターネットの発達により、紙媒体メディアは収益面で大きな苦戦を強いられています。特に新聞の広告高は雑誌に次いで大幅に減少。インターネットに広告高を抜かれました。(電通)http://www.dentsu.co.jp/marketing/adex/adex2009/_media.html

2009年度決算では、当日経も赤字転落。朝日新聞も赤字となり、読売新聞は純利益は黒字を確保したものの、営業利益は赤字でした。(ブルームバーグ)http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=apNMD4IKawOg

米国で新聞大手が破たんしたのは記憶に新しいですね。新聞業界は今、苦境に立たされ、改革を強いられています。

そんな中で日経が先立って始めた今回の電子版は、日本新聞界改革の先頭に立ったといえるでしょう。



ただ、値段が割高なのが気がかりです。米国の同じ経済紙WSJ日本版(ウォール・ストリート・ジャーナル)は月額1980円。米国のWSJだと、1週間たったの1.99ドルです。日経はかなり強気な価格設定だといえます。

「『良質なコンテンツはタダじゃない』というのが我々の考え方。『ネット上の情報は無料』というこれまでの観念とは違う考え方で取り組んでいきたい」

2月24日の記者会見で日経喜多社長は言いました。



今月末にはついにiPadが発売します。ついに日本でも、メディアの電子化が一気に広がる気運が広がりつつあるのは確かです。タイミングとしては最高でしょう。



ITによるあらゆるものの進化は止まることを知りません。自分たちは今、「第3次産業革命」ともいえる新たな時代の変わり目にいるようです。この革命が良い方向に向かうことを願うばかりです。

「美点凝視」の極み

「美点凝視」
【意味】人の良いところを良く見ること。凝視すること。


これは最近知った言葉の中で一番お気に入りの言葉です。


人の悪いところではなく、良いところを良くみること。

人の悪口ばかり言っていいことはありません。なぜ悪口を言うか考えてみると、自分自身を守りたいがために、他人を蹴落とそうとしているからではないでしょうか。ですが、それは信頼関係の悪化に繋がり、お互い悪く見合うことによる「悪循環」が生まれてしまいます。更に、相手を「減点法」で見ることによって、「自分もこうしてはだめだ」というネガティブな考えになってしまうかもしれません。


しかし人の良いところを見つけ、褒めたりすることを心掛ければ、相手にとっても気持ちが良いもの。自分自身も観察眼が身に付き、相手の笑顔を見て喜びを分かち合い、常にポジティブな考えを持つようになることができます。まさにWin-Winの関係といえるでしょう。


実は、この「美点凝視」で「脳」のパフォーマンスを上げることができます。林成之著『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎新書)によると、A10神経群という「感情」を作りだす脳を活性化させることによって、理解力、思考力、記憶力が上がると書かれています。人の良いところを見つけ、「人を好き」になることで、脳のパフォーマンスが上がるのです。


証券会社の元トップセールスマンが書いた津田晃著『どんな人にも大切な「売る力」ノート』(かんき出版)には美点凝視の大切さが記されています。トップセールスマンは営業をする上で「美点凝視」を大切にし、結果を残しています。そして自然と「脳」を有効活用する方法を身につけていました。さすがです。


減点法ではなく加点法。そのために、「美点凝視」。これはどんな事をやるにせよ、大切なことのように思えます。


ただ、どんなに頑張っても好きになれない人、馬が合わない人はいるものです。そんなときには割り切って付き合うことも必要なのかもしれません。ですが、そんな人に対しても「美点凝視」は続けていきたいものです。






レビュー『脳に悪い7つの習慣 』 林 成之



著者は北京オリンピックの競泳日本代表チームに招かれ、「勝つための脳」の講義を行い、その結果に大きく貢献した日本大学総合科学研究科教授。

茂木健一郎をはじめ、最近脳の活用法について書かれた本が多いが、読んだのはこれが初めてだ。

脳に悪い習慣がある。そして良い習慣がある。

悪い習慣の例は、「興味がないと物事を避ける時」や、「『嫌だ』『疲れた』と愚痴を言う時」である。
良い習慣の例は、「笑顔をつくること」、「目的意識を持って一気にゴールへ駆け上がること」である。

なんとなく「こんなことやったらいいんじゃないか。」ということは多々あるが、この本はその「こんなことやったらいいんじゃないか。」という行動に科学的根拠を与えてくれる。


悪い習慣をやめて良い習慣を身につける。
難しようで難しくないこと。それだけで、人生は大きく変わる気がする。

2010年4月1日木曜日

レビュー『カリスマ塾長が教える 一冊の手帳で試験に合格する勉強法』 伊藤 真



勉強の仕方が下手な自分。金融業界に身を傾ける自分にとって、勉強は死活問題である。
もっともっと効率的に勉強できればスキルがUPするのに。。。


そう思って手に取ったのがこの本。

んん。。カリスマ講師といわれる伊藤真でも、様々な工夫があって初めて「カリスマ」「天才」といわれるんだなと実感。

手帳を最大限に活用することで、「時間管理」はもちろん、「モチベーションの維持」や「勉強の効率化」がここまで図れるとは驚き。

手帳の活用法のみならず、伊藤真が経営する伊藤塾で、熟生が実践している勉強方法の紹介もおもしろい。


「天才」になれるかどうかは、資質ももちろんあると思うけれども、大部分は努力と工夫次第だと思う。この本は後者をひき立てる手助けをしてくれる。

自分も頑張らなきゃ!

レビュー『「1秒!」で財務諸表を読む方法【実践編】』 小宮 一慶



簿記の資格を取るために勉強をしていたが、実際は覚えるばかり。実際にどのようにして財務諸表から会社を分析していけばいいかよくわからなかった。

だが、この本には簡潔にその方法が記されている。

財務諸表を読む上での優先順位、その見方や背景。会計のみならずマクロ経済についても少し述べられている。

いわゆる「教科書」のようなものではなく、本当に読みやすい。色々な実例が掲載されて、内容の具体像をつかみやすくしている。さらに、前後を何度も確認するような表現が何度も使われるので、話の前後を確認しやすく、理解を深めやすい。


小宮一慶の本を読むのはこれで2冊目。小宮さんの本は、いつも難しいことをわかりやすく解説してくれるのでお気に入り。

ただ、ある程度簿記の知識がないと読めない本。「簿記の知識を活かしたい!」という人にお勧めだ。