2011年1月16日日曜日

坂本龍馬と岩崎弥太郎

坂本龍馬

「世の中の人は何とも言えば言え。我が成すことは我れのみぞ知る。」

友人や会社の先輩の勧めで司馬遼太郎の「龍馬がいく」を読んだ。

時代の節目には、変化が求められる。変わらなくてはいけない時がある。だが

、その変化を拒む者はいつの時代にもいる。

「Yes, We Can!」と言い、米国で黒人初の大統領に就任してもう少しで4年。

自由の国米国に変化を起こし、また新たな自由を生み出した。しかしそれだけ

の偉業を達しながら、彼はその後米国に変化をもたらしたのか。

「変化」に対し、世の中の人々は常に冷たい目を向ける。その難局を乗り越え

てこそ、国は新たな成長を達成するのである。


坂本龍馬は幕末の中、700年続いた武士社会を終わらせ、新しい世の中へ変化

させたのだ。

しかもヒトラーのような独裁者ではない。どんな人にも良心的で、明るくふる

まいながら日本を導いていった。

もちろん龍馬をよく思わない人々もいた。「変化」を恐れた人々や嫉妬をした

人々だった。

しかし、そのような中でも龍馬は強い意思を持っていた。誰にも折ることがで

きない強い意思を。日本を思う強い意思を。


今日本は「平成の開国」と話題となっている。その中でよくこの幕末の話が引

き合いに出されるがそれも当然である。

もしも今の世の中に龍馬がいたら何をするのだろうか。この衰退する日本をど

う変化させるのか。世界に取り残されるこの日本をどう導いていくのだろうか


しかしそんな夢物語に想像を膨らませては、机上の空論を繰り返すくだらない

学者と同じである。私自身がそんな人間になるのだ。

「世に生を得ることは事を成すことにあり。」

口だけにならぬよう、努めていきたい。



岩崎弥太郎

天下の三菱財閥を築いた岩崎弥太郎。龍馬はもちろんだが、私はこの男の方が

共感する部分が多い。

小さいころから、土佐藩の下士として虐げられてきた。家も龍馬と比べると貧

乏で、武士であるが百姓をしながら生活し、惨めな思いをする日々を過ごして

いた。

その悔しさ故、少しの事では挫けぬ強い心を持つ。自分を虐げてきた者たちを

絶対に見返してやるのだという強い心を持つ。

23年間という短い人生だが、私は悔しさで一杯だ。このような自分が情けな

く、そして憎くてしょうがない。世界で一番憎いのはこの自分である。

だからこそ、成功したい。今まで自分を見下してきた者共を見返してやりたい

。要領が悪く、何もかも中途半端な自分を変えたい。

ここに記したのは、私自身を戒めるためである。口だけの男にならぬよう、逃

げ道を作らぬよう、私はここに記す。

誰もが認める人間になり、必ずしや成功してみせる。

岩崎弥太郎や坂本龍馬がそうであったように。

口だけにならぬよう、努めていきたい。

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