坂本龍馬
「世の中の人は何とも言えば言え。我が成すことは我れのみぞ知る。」
友人や会社の先輩の勧めで司馬遼太郎の「龍馬がいく」を読んだ。
時代の節目には、変化が求められる。変わらなくてはいけない時がある。だが
、その変化を拒む者はいつの時代にもいる。
「Yes, We Can!」と言い、米国で黒人初の大統領に就任してもう少しで4年。
自由の国米国に変化を起こし、また新たな自由を生み出した。しかしそれだけ
の偉業を達しながら、彼はその後米国に変化をもたらしたのか。
「変化」に対し、世の中の人々は常に冷たい目を向ける。その難局を乗り越え
てこそ、国は新たな成長を達成するのである。
坂本龍馬は幕末の中、700年続いた武士社会を終わらせ、新しい世の中へ変化
させたのだ。
しかもヒトラーのような独裁者ではない。どんな人にも良心的で、明るくふる
まいながら日本を導いていった。
もちろん龍馬をよく思わない人々もいた。「変化」を恐れた人々や嫉妬をした
人々だった。
しかし、そのような中でも龍馬は強い意思を持っていた。誰にも折ることがで
きない強い意思を。日本を思う強い意思を。
今日本は「平成の開国」と話題となっている。その中でよくこの幕末の話が引
き合いに出されるがそれも当然である。
もしも今の世の中に龍馬がいたら何をするのだろうか。この衰退する日本をど
う変化させるのか。世界に取り残されるこの日本をどう導いていくのだろうか
。
しかしそんな夢物語に想像を膨らませては、机上の空論を繰り返すくだらない
学者と同じである。私自身がそんな人間になるのだ。
「世に生を得ることは事を成すことにあり。」
口だけにならぬよう、努めていきたい。
岩崎弥太郎
天下の三菱財閥を築いた岩崎弥太郎。龍馬はもちろんだが、私はこの男の方が
共感する部分が多い。
小さいころから、土佐藩の下士として虐げられてきた。家も龍馬と比べると貧
乏で、武士であるが百姓をしながら生活し、惨めな思いをする日々を過ごして
いた。
その悔しさ故、少しの事では挫けぬ強い心を持つ。自分を虐げてきた者たちを
絶対に見返してやるのだという強い心を持つ。
23年間という短い人生だが、私は悔しさで一杯だ。このような自分が情けな
く、そして憎くてしょうがない。世界で一番憎いのはこの自分である。
だからこそ、成功したい。今まで自分を見下してきた者共を見返してやりたい
。要領が悪く、何もかも中途半端な自分を変えたい。
ここに記したのは、私自身を戒めるためである。口だけの男にならぬよう、逃
げ道を作らぬよう、私はここに記す。
誰もが認める人間になり、必ずしや成功してみせる。
岩崎弥太郎や坂本龍馬がそうであったように。
口だけにならぬよう、努めていきたい。
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