2010年11月14日日曜日

『東京ストーリー②』懐かしの下北沢と高橋歩

FREE FACTORY タコライスセット 500円+400円(ビールセット)


今日訪れたのは下北沢。

学生時代は井の頭沿線に住んでいたので下北沢にはよく訪れたものだ。あの頃が少し懐かしい。

下北沢がいいのは、おしゃれなカフェがあるとかいい古着屋があるとかそういう事だけではない。街そのものの雰囲気がいいのだ。狭い路地にたくさんの小さな店があり、そして賑わいがある。新宿や渋谷のような真新しい建物が立ち並ぶ時代の最先端のような街ではない、どこか昔懐かしい温かさがある。そしてそれは街全体が古臭いのではなく、その懐かしさの中にも常に新しいものが存在する。それが下北沢である。


さて、今回久々に下北沢を訪れたのはその懐かしさを感じるためだけではない。作家で旅人である高橋歩がプロデュースしたカフェ「FREE FACTORY」に行くためだ。

高橋歩は現在家族4人で世界一周旅行に出かけ、本を書いたり、カフェを開いたり、学校を開いたりして自由気ままに生きることをポリシーとした作家である。

高橋歩が書く本には賛否両論があるが、私は時々その言葉に助けられることが度々あった。

私の座右の銘、「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。」は高橋歩の本に度々登場する。

そんな高橋歩が運営するカフェは一体どんな場所なのか。自分は旅を楽しむ一方、運営するカフェは一体どのようなところなのか。とても気になったので行ってみることにした。

「FREE FACTORY」
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本日はトークライブのイベントをやっていたので17時からの通常営業。もう17時であったが、17~18時の1時間のみランチをやっていたので食べることにした。

入店するとすぐ右側に高橋歩の本がずらりとならんでいた。正直に言うと、私の座右の銘は高橋歩の本から来たものだったが、本格的に高橋歩の本を読んだことはなかった。高橋歩の本が多く置いてある本屋はあまりないので、ここならじっくり選ぶことができた。

インターネットには500円のメニューが並んでいたが、行ってみると700円のセットメニューしかない。あとで再確認してみると、セットでなければ500円の単品で頼めば良いことがわかる。
頼んだ料理は「タコライス」。オススメメニューだったし、チーズがたっぷり載っているものだったので、チーズ好きの私にはたまらない料理だろうと確信したからである。

料理が来る間、高橋歩のどの本が良いか手持ちのパソコンで調べた。そこで最新刊「いつもココロに青空を。青空は繋がっている。」という本ならばこのお店にサイン本があることがわかった。早速最新刊を購入することにした。

やってきた「タコライス」は私の確信通り、美味しいものである。たくさんのチーズがトマトソースと良く合う。こんなにたくさんのチーズが載っているタコライスが初めてだ。チーズとごはんはなんとなく合わないようなイメージだが、全くそのようなことはないただの偏見だ。


店には旅行者と思われる人々もいた。高橋歩は韓国にも本を出しているようで、韓国人の愛読者達もわざわざこのカフェに来て、同じくタコライスを楽しみながら写真を撮りまくっていた。

高橋歩を国際的に理解し合うことができるとは、不思議な感覚がしたがとても嬉しいことだ。こんなところにもグローバリゼーションの波が流れてきていた。


雰囲気よし、料理よし、居心地よしで、とても良い空間「FREE FACTORY」。FREEが一番だ。

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