2010年11月1日月曜日

『東京ストーリー①』 三井村再興!日本の起点日本橋の新しい姿。

日本経済の先行きに不安感がある中、東京の繁華街は賑わいを見せているように思う。全てが全て不況の波にさらされているわけではない。

有楽町西武や吉祥寺伊勢丹が店を閉じている中、日本橋の再開発が進んだり、銀座の三越が増床されたり。変化が激しい街東京。やはりここは世界の中でも有数の大消費地と言える都市である。

日本橋は三井発祥の地。延宝元年、三井の祖三井高利が越後屋をここ日本橋につくったのが始まりである。三越の本店があり、三井会館、中央三井信託銀行など様々な三井関連企業がひしめき合う。5街道の発祥の地でもあるここ日本橋。江戸時代には大いに賑わっていた場所である。


三井不動産社長は日本橋再開発に向けて意気込む。「国際的な都市間競争で東京が魅力をつけるには、地域が持ち味を発揮させる必要がある。日本橋室町東地区では、江戸の伝統と国際性を融合させた街を考えている。都心の渋滞解消計画に合わせ、高速道路のない日本橋を再生させたい(週刊ダイヤモンド2010年11月6日号)」

また、ここ日本橋を祖として栄えた企業は三井だけでない。現在も日本橋に本社を構える野村證券もその一つである。


今回紹介するのは、日本橋に新しくオープンした三井不動産が手がける「コレド室町」と、その隣の野村不動産が手掛ける「」だ。



三井不動産「コレド室町」
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コレド室町は若年ビジネスマンなどをターゲットにした店構え。高級料理店もあればラーメン店もある変わった商業施設だ。

日本橋ゆかりのお店入居し、新旧が交わる。伝統と革新を合わせた魅力のある店構えである。


「伝統を気軽に味わう『にんべん 日本橋本店』」
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入り口に入って左手。多くの人々が列をなすお店があった。それがこのおだし専門店「にんべん日本橋本店」である。1699年に創業した日本橋の老舗だ。

人々の目的は「だし場(バー)」。ここで一杯100円ほどでおいしい鰹だしスープを飲むことができるのだ。鰹だしスープといっても、ここで提供されるのはストレートな鰹のだし汁。かつおの風味を、何の邪魔もなくそのまま味わうことが出来る。これは新感覚。その安さから気軽に楽しめるのも良い。



野村不動産「YUITO」
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こちらはコレドと比較して「大人向け」。高級レストランやシミュレーションゴルフ、バーなどが立ち並らんでいる。

注目ポイントは、普段手がでないようなレストランで、気軽にランチを楽しむことができること。
普段は10000円以上するお寿司がお昼は2000円程度。このあたりにオフィスがあるビジネスマンはさぞ幸せだろう。私も休日のお昼に出向いてみたい。



日本橋に限ったことではない。東京では再開発が進んでいる。
やはりここは日本で一番刺激のある街だ。

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