2010年4月4日日曜日

「美点凝視」の極み

「美点凝視」
【意味】人の良いところを良く見ること。凝視すること。


これは最近知った言葉の中で一番お気に入りの言葉です。


人の悪いところではなく、良いところを良くみること。

人の悪口ばかり言っていいことはありません。なぜ悪口を言うか考えてみると、自分自身を守りたいがために、他人を蹴落とそうとしているからではないでしょうか。ですが、それは信頼関係の悪化に繋がり、お互い悪く見合うことによる「悪循環」が生まれてしまいます。更に、相手を「減点法」で見ることによって、「自分もこうしてはだめだ」というネガティブな考えになってしまうかもしれません。


しかし人の良いところを見つけ、褒めたりすることを心掛ければ、相手にとっても気持ちが良いもの。自分自身も観察眼が身に付き、相手の笑顔を見て喜びを分かち合い、常にポジティブな考えを持つようになることができます。まさにWin-Winの関係といえるでしょう。


実は、この「美点凝視」で「脳」のパフォーマンスを上げることができます。林成之著『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎新書)によると、A10神経群という「感情」を作りだす脳を活性化させることによって、理解力、思考力、記憶力が上がると書かれています。人の良いところを見つけ、「人を好き」になることで、脳のパフォーマンスが上がるのです。


証券会社の元トップセールスマンが書いた津田晃著『どんな人にも大切な「売る力」ノート』(かんき出版)には美点凝視の大切さが記されています。トップセールスマンは営業をする上で「美点凝視」を大切にし、結果を残しています。そして自然と「脳」を有効活用する方法を身につけていました。さすがです。


減点法ではなく加点法。そのために、「美点凝視」。これはどんな事をやるにせよ、大切なことのように思えます。


ただ、どんなに頑張っても好きになれない人、馬が合わない人はいるものです。そんなときには割り切って付き合うことも必要なのかもしれません。ですが、そんな人に対しても「美点凝視」は続けていきたいものです。






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