iPad 日本語紹介ビデオ
4月3日、Appleはアメリカで「iPad」を発売しました。
実際にまだ手に取っていないのでなんとも言えない部分がありますが、この新しい機器は世界に新たなイノベーションを加速することになると思います。
簡単にいえばiPhoneやiPod Touchを大きくしたもの。米国amazonが提供するキンドル(Kindle)で読める45万冊を超える電子書籍が読める他、インターネット、メールチェック、音楽、動画、画像など様々なメディアが使えます。
この機器によって世界、特に日本に大きなイノベーションの波が押し寄せていることは確実です。
1.メディア・イノベーション ~電子書籍の普及~
米国では数年前から普及している電子書籍。日本では著作権や出版社などの影響で普及していませんでした。しかし、このiPadが発売されるということで、出版各社が電子書籍ビジネスに力を入れようとしています。
また、本だけでなく、新聞・雑誌の電子化も進んでいます。本ブログでも紹介した「日本経済新聞電子版」(http://www.nikkei.com/)が先週スタート。雑誌においても、週刊ダイヤモンドやNewsweek日本版が電子版を配信しています。(Fujisan.co.jp http://www.fujisan.co.jp/index.asp?link=header)
このような流れは今後更に拡大するでしょう。
2.ビジネススタイル・イノベーション ~営業スタイルなどの革新~
iPadはパソコンに比べて手軽で、起動時間も各段に早いと聞きます。大量の資料を手に持って営業に行くことがあるでしょう。そんなとき、このiPadを使えばその資料を手軽に持ち運ぶことができます。また、資料検索も楽々にできるはず。顧客に「こんな資料を提供した方がやはり良いのではないか。」と考えた時素早く対応できるようになるでしょう。
また、社内におけるより一層のペーパーレス化を進めることができると思います。
iPadは、pdf、ワード文章(doc, docx)、エクセル関数(xls, xslx)、パワーポイント(ppt, pptx)にももちろん対応。ウィンドーズ・ユーザーでも安心して使えるはずです。
大きさは雑誌大の大きさ。デメリットとしてその重さや、iPhoneに比べて大きすぎること、そして電池による駆動時間の短さが指摘されています。しかし、これはそこまで大きな問題ではないと思います。
1.大きさと重さ
雑誌大の大きさでは大きすぎると言いますが、この機器はそもそもiPhoneのようにポケットに入れるものと異なります。視点を変えて、パソコンと比べればその薄さと軽さに納得いくことでしょう。
2.バッテリー駆動時間
10時間と公表されていますが、公表時間より少し短く見積もって9時間といったところでしょうか(公表時間ほど駆動した機器を今まで見たことがありません)。1日中ずっとiPadを触っているわけではないし、それだけ長ければ途中で充電する機会等もあるはず。自分は9時間あれば十分だと思います。
自分が考えている以上にイノベーションを巻き起こすかもしれません。
ただ、少し気がかりなのが「情報格差」がより一層進んでしまうこと。これはiPadだけに限りませんが、現在IT革命が進行する中、ITに強い人はその恩恵を十分に享受できると思いますが、「そんなのわからん!」と言う人は相対的に手に入れられる情報などが少なくなります。近年、その差がどんどん大きくなってきているような感じがしてなりません。
「その人が覚えないから悪い」という意見も正しいように思えますが、「そんなのわからん!」という人にも同じような情報が提供できる仕組みがあれば、より一層良い社会になるのではないでしょうか。完全な平等は不可能だと思いますが、多少格差を縮小することはできるでしょう。
イノベーションが良い方向に向かうことに期待していきたいです。
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