2008年12月24日水曜日

投資銀行バブルの終焉

金融市場には新しい時代が来る。

世界の金融業界が目指した米国の投資銀行ビジネス。
しかし、これは利益を追求するあまり世界の金融市場をどん底に突き落とすきっかけを作ってしまった。

プライベート・エクイティファウンドの一つ、カーライル・グループの共同設立者である。デイヴィット・ルーベンステイン氏は、ペンシルバニア大学で行った講演で

「我々はこれから煉獄にて罪を償う必要がある」と言った。

煉獄とは天国に召される前に罪滅ぼしを行う場。

投資銀行がこのまま消滅するとは思わないが、責任は重い。
これからは市場におけるモラルを十分に考えてビジネスを展開していくモデルを作っていくべきだろう。逆戻りは許されない。

しかしこのようにはっきり非を認めている点は驚いた。
十分に罪滅ぼしを行うべきだろう。


今の世の中、金融システムの何を信用すればよいのだろうか。
格付けも、信用リスクフリーという名も偶像であった。
自己責任といえども、格付け会社などの責任は世界経済への打撃を考えれば大きいだろう。


しかし、以下の本にも書いてある通り、投資銀行への需要は少なくならないだろう。
商業銀行だけでなく、投資銀行の資本調達力は必要不可欠だ。
デリバティブズもネガティブな部分だけでなく、プラスの面ももちろんある。


何事も行きすぎないことが必要なのだろう。




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